ニュートン法を連立非線形方程式に一般化する. #ref(rf_newton_md.eq1.gif,nolink,70%) ベクトル表記では, #ref(rf_newton_md.eq2.gif,nolink,70%) ここで, #ref(rf_newton_md.eq3.gif,nolink,70%) である. &ref(rf_newton_md.eq4.gif,nolink,70%);ステップ目の近似値を&ref(rf_newton_md.eq5.gif,nolink,70%);とし, &ref(rf_newton_md.eq5.gif,nolink,70%);の周りで上式をテイラー展開する. #ref(rf_newton_md.eq6.gif,nolink,70%) ここで,&ref(rf_newton_md.eq7.gif,nolink,70%);は&ref(rf_newton_md.eq8.gif,nolink,70%);を&ref(rf_newton_md.eq9.gif,nolink,70%);の要素とするヤコビ行列である. 2次以上の項を無視すると,連立非線形方程式は以下となる. #ref(rf_newton_md.eq10.gif,nolink,70%) &ref(rf_newton_md.eq11.gif,nolink,70%);とすると, #ref(rf_newton_md.eq12.gif,nolink,70%) が得られる. この式は&ref(rf_newton_md.eq13.gif,nolink,70%);を未知数とした線形連立方程式であり, LU分解などで解くことで,&ref(rf_newton_md.eq13.gif,nolink,70%);が得られる. そして,以下の式で&ref(rf_newton_md.eq14.gif,nolink,70%);を計算する. #ref(rf_newton_md.eq15.gif,nolink,70%) -例)2元連立非線形方程式の場合~ ***例)2元連立非線形方程式の場合 [#s22a361b] #ref(rf_newton_md.eq16.gif,nolink,70%) そして, #ref(rf_newton_md.eq17.gif,nolink,70%) である.よって,&ref(rf_newton_md.eq18.gif,nolink,70%);に関する式は以下となる. #ref(rf_newton_md.eq19.gif,nolink,70%) &ref(rf_newton_md.eq13.gif,nolink,70%);について解くと, #ref(rf_newton_md.eq20.gif,nolink,70%) これらを用いて&ref(rf_newton_md.eq21.gif,nolink,70%);を更新する. #ref(rf_newton_md.eq22.gif,nolink,70%)